よくあるご相談について

アニマルコミュニケーターとしてお話をさせていただくと、
よくいただく質問のひとつがあります。
それは――
「ペットに弟や妹を迎えてもいいですか?」
この問いは、私自身も悩んだことがあるテーマです。
新しい子を迎えることで、今いる子にとってストレスにならないか?
やきもちを焼かないか?
仲良くできるか…?
答えがわからないまま不安を抱えている飼い主さんは、少なくありません。
ですが、アニマルコミュニケーションを通して見えてきたことがあります。

それは、その答えは“その子によってまったく違う”ということです。
Noと伝えてくる子の気持ち


まず、「No」とはっきり伝えてくる子もいます。
その理由はとてもシンプルです。
「まだ新しい家族を迎える準備ができていない」
「飼い主さんを独占していたい」
こういった気持ちを持っているんです。
特に、甘えん坊さんや少し繊細な子の場合、
「今の関係が変わってしまうかもしれない」という不安を強く感じてしまうことがあります。



そんな時は、無理に新しい子を迎えようとせず、まずは今の子の心に寄り添うことが大切です。
OKな子でも抱えている“ある思い”
一方で、「OKだよ」と答えてくれる子もいます。
でも、ここで大切なポイントがあります。
多くの子が、こういった想いを持っています。
「ママやパパは、これからもちゃんと自分を見てくれるかな?」
「愛情が減ってしまうんじゃないか」
そう、不安と期待のあいだでゆれているのです。
だからこそ、OKをもらったからといって油断せず、
今いる子をこれまで以上にしっかり見て、声をかけて、スキンシップをとってあげることがとても大切になります。



ちなみに私は、ヴィーちゃんを迎える際に聞いてもらいました。
こっちゃんは少し考えた後、「いいよ」って言ってくれたそうです。
迎える時に忘れてはいけないこと


新しい命を迎えることは、命のバトンをつなぐような、尊い選択です。
でも、それが“誰かの心を置き去りにしたまま”であってはいけません。
ペットたちにとって、飼い主さんは世界のすべてです。
家族の数が増えても、飼い主さんの存在は唯一無二。



だからこそ、「ちゃんと見てるよ」「あなたも大切だよ」という気持ちを、しっかり伝えてあげてください。
実は、希望を持っている子もいます
そして、面白いことに、
実際に話していると、こんなことを伝えてくれる子たちもいます。
「静かな子がいいな」
「わたしと同じくらいの大きさの子がいい」
「遊べる子が来てほしい」
そう、新しい家族に対してちゃんと“希望”を持っているんです。
自分なりに「どういう子なら受け入れられそうか?」をイメージしているんですね。
これには私も驚かされましたし、
動物たちの心の奥深さをあらためて感じた瞬間でもありました。
大切なのは“今いる子の声を聞くこと”


新しい命を迎えることは、決して間違いではありません。
でもその前に、今そばにいる子の“本音”を、そっと聞いてみてほしいのです。
今いる子の安心があってこそ、
新しい子も心から迎えることができる環境が整います。
そして何より、
その子が発する言葉のひとつひとつは、すべて“愛”から来ているということを忘れないでください。



アニマルコミュニケーションを通じて、これからも多くの声を届けていきたいと思います。
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