亡くなったペットへの想いは、今もずっと続いている

ペットさんが亡くなったあとも、
その存在は、私たちの心の中にずっと生き続けています。
アニマルコミュニケーションを通して、
亡くなったあの子とつながるセッションを行う中で、
たくさんの「愛」と「光」に出会ってきました。

この記事では、そうした体験の中で特に印象に残っているエピソードと、
飼い主さんへのメッセージをお届けしたいと思います。
「今、あの子はどこにいるの?」という問い
亡くなったペットさんと話したい、とご相談を受けるとき、
多くの飼い主さんがこうおっしゃいます。
「今、あの子はどうしてるんでしょうか」
「苦しんでいないかな」
「私のこと、怒ってないかな」
「また会えるのかな」
その気持ちは痛いほど分かります。
私も、大切な家族(犬)との別れを経験しているからこそ、
その切なさや後悔、そして“知りたい気持ち”が胸に響きます。
感謝を伝えにきてくれたわんこ


あるとき、大往生したわんこさんとお話をしました。
老衰で静かに旅立っていったその子に、
飼い主さんはどうしても「ありがとう」を伝えたかったそうです。
すると、そのわんこはこう伝えてきました。
「長生きできたのは、ママのおかげだよ」
「たくさんお世話してくれて、ありがとう」
「また生まれ変わっても、ママの子になりたい」
この言葉をお伝えすると、飼い主さんはとても喜ばれていました。
ちなみに──
すべてのペットさんが「また同じ飼い主のもとに生まれ変わる」わけではありません。
それは、その魂がもう学び終えた関係だったり、
次の使命に向かう段階だったりと、さまざまな理由があります。
だからこそ、「また来てね」と強く願いすぎず、
今あの子がどこにいても、心の中で愛を送り続けてあげてほしい。
それがきっと、一番のエールになると思います。
後悔していた飼い主さんと、約束をくれたわんこ


もう一つ、忘れられないセッションがあります。
ある飼い主さんは、亡くなったわんこに対して強い後悔を抱いていました。
「冷たくあたってしまったことがある」
「もっと優しくしてあげればよかった」
そんな気持ちを、涙ながらにお話されました。
その子はまだ生まれ変わってはいませんでしたが、
はっきりとこう伝えてくれました。
「必ずまたみんなのところに行くよ」
「絶対に見つけてね、絶対にボクって分かるから」
それをお伝えしたとき、飼い主さんは声をあげて泣かれたそうです。
「今度こそ、最初から最後まで幸せにする」
そう語られていたとご家族様から伺ったことが、とても印象的でした。
私自身の体験──マルチーズの子と最期の時間


うちの先住犬(マルチーズ)は、脳の疾患で旅立ちました。
てんかん発作から始まり、認知症のような症状が出て、
だんだん性格も変わってきてしまいました。
でも、最期の瞬間は、私の腕の中でした。
家族全員と、もう1匹のマルチーズ(妹分)もその場にいて、
あの子は、きっと安心して旅立てたと思っています。
病院に連れて行くことも考えました。
でも、酸素室に入れてももう難しいと言われていた中で、
あの子が選んだのは「おうち」だった気がするんです。
最近、その子に話しかけてみると、
「もう苦しくないよ」
「るーちゃん(現在の愛犬)はボクの生まれ変わりだよ」
と、まっすぐなメッセージを受け取りました。



今のるーちゃんと、その子の性格や横顔が本当にそっくりで、
魂ってやっぱり続いてるんだなって、あらためて感じています。
魂のつながりは、今もずっと


亡くなったペットさんたちは、
“どこか遠い場所に行ってしまった”わけじゃありません。
むしろ、私たちのそばで、ずっと見守ってくれています。
そして何より、
「怒っている子」「恨んでいる子」には、一度も出会ったことがありません。
後悔しているのは、いつも人間だけ。
ペットさんたちは、もっと大きな心で、あたたかく、ただ愛してくれている存在です。
だから──
思い出すときは、後悔ではなく、
一緒に笑った日々や、散歩での出来事や、お気に入りのおもちゃのことなど、
楽しかったことをたくさん思い出してあげてください。
また会える。そのときまで


「また会いたい」
「伝えきれなかった言葉がある」
そう願うあなたの気持ちは、必ずあの子に届いています。
たとえ姿が見えなくても、
あの子の魂は、あなたのことをちゃんと覚えてるし、
今もずっと大切に思ってくれています。
だから、どうか自分を責めないでください。



あなたと過ごした日々は、あの子にとって、
かけがえのない幸せな時間だったんです。
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