延命よりも愛を。先住犬リンが教えてくれた最期のあり方

ここね

こんにちは、ここねです。

2023年5月11日。
私の大切な先住犬、マルチーズの女の子「リン」は15歳で旅立ちました。

今日はそのリンと、写真を通してアニマルコミュニケーションをしてみた記録を残したいと思います。

闘病と最期の日々

リンは10歳を過ぎた頃に乳腺腫瘍が見つかりました。
手術はしなかったけれど、幸い良性だったようです。

しかし14歳の頃、トリミングから帰ってきたら呼吸が苦しそうになり、慌てて病院へ。
診断は「心臓病と肺水腫」。即入院になりました。

酸素室に入ったときのリンの目の輝きが今でも忘れられません。
別犬のように元気になっていました。

ここね

「なんで置いていくの?」と鳴いていた姿も胸に焼きついています。

退院後は心臓の薬を1日2回。
大好きだったトリミングも2ヶ月に1回にして、体に負担をかけないようにしながら穏やかに過ごしてくれました。

でも15歳を迎えた頃、右脇腹にできたしこりが急激に大きくなり、食欲もどんどん落ちていきました。
きっとあれは悪性腫瘍だったのだと思います。

亡くなる1週間前には在宅酸素を借りてきて、少しでも楽に過ごせるようにと願いました。
「もうすぐ16歳の誕生日だよ。あと1週間だけがんばって」——当時の私はそう声をかけていました。

けれど、その願いは叶わず。
誕生日まであと6日の日に、リンは虹の橋を渡ってしまいました。

ここね

私がお風呂から上がったとき、家族に呼ばれて駆けつけるとリンが苦しそうにしていて、急いで病院に向かう途中、家族に抱っこされながら旅立ちました。

目次

アニマルコミュニケーションで聞けた本音

あの日から2年。
私はリンの写真を前に、アニマルコミュニケーションで話しかけてみました。

するとリンは、
「16歳の誕生日までがんばれなくてごめんね」
そう言ってきたのです。

ここね

あぁ、私が当時お願いした言葉を気にしていたんだな・・・
と胸がいっぱいになりました。

私はリンに謝りました。
「酸素室に入れてごめんね」って。
当時の私は“生きていてくれればそれでいい”と思っていたけれど、今は犬たちは延命を望むわけじゃないとアニマルコミュケーションで学んだから。

リンはこう伝えてきました。
「酸素室はできれば入りたくなかったな。でも、姉ちゃんが選んだことも受け入れてるよ」

私は涙が止まりませんでした。
人も動物も、それぞれに望む最期があって、本当はそれを叶えることが一番の愛なんだと思います。

薬や病院、延命のための処置・・・
あのときの私は一生懸命だったけど、今振り返ると残っているのは
「もっと一緒にいればよかった」という後悔ばかりです。

今のリンは?

「今はどうしてるの?」と聞くと、リンは笑って教えてくれました。
「私はもう生まれ変わって、外国で柴犬として幸せに暮らしてるよ」

そして、「また家族に会いたいな」とも。
その言葉に、私は心から安心しました。

かわいい思い出

リンにはちょっとおもしろい習慣もありました。
うんちをすると必ず家族に知らせに行くのです。
なぜか私には言わずに(笑)。

理由を聞いたら、「お世話をしてもらって構ってほしかったから」って。
ほんとにおもしろい子だなぁって、改めて思いました。

同じ思いをしているあなたへ

ペットの最期に後悔や罪悪感を抱く飼い主さんは本当に多いと思います。
私もその一人でした。

でも、リンと話して感じたのは「延命よりも、大好きな人と一緒にいる時間の方がずっと大切」ということでした。

最期の瞬間よりも、日々どれだけ愛を伝え合えたか。
それこそが、あなたと愛する子の絆の証なのかもしれません。

今、あなたが後悔の気持ちでいっぱいでも、その子はきっとあなたのことを責めていません。
むしろ「ありがとう」「大好きだよ」と思っています。

リンが私にそう伝えてくれたように。

愛は消えない

大切な子が旅立ったあとも、愛は消えません。
あなたが今ここでその子を思い出し、胸を熱くしていること自体が、すでにその子への愛の証拠です。

リン、あなたの言葉はこれからも私の宝物です。

ここね

そしてこの記事が、同じように悩んでいる飼い主さんの心を
少しでも軽くできますように。

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